西和彦のエッセイ
#468 アップルもマイクロソフトも超LSIを開発する時代を考える
2020-12-30
昔マイクロソフトで仕事していたとき、半導体の開発をしたらいいのにと思ったことがあったが、それはダメと言われて、泣いたことがあった。ところが今ではソフトメーカーのマイクロソフトも、パソコンメーカーのアップルも半導体を開発する様になった。これをどう考えればいいのか。
私が正しかったと考えてはいけないと思う。超LSIの開発がお金さえあれば誰でもできるようになったということではないか。問われるべきことはその半導体のトランジスタカウントで何パーセントがその会社で作られたかということではないか。買ってきた半導体のIPをパッチワークしてキルトにしたものとプリント基盤にLSIを載せたものの違いは、パッケージングだけである。台湾のTSMCに金さえ払えばなんでも作ってくれる。残念ながらアップルのM1もマイクロソフトのARM ARMSOCもこのレベルだ。
世の中にはWindowsとMacがあり、インテルかAMD、ARMがCPUである。スマホにはAndroidとiPhoneがあり、どちらもARMである。これは消費電力でインテルとAMDが手を抜いたせいでARMが勝った。この度のアップルのARMへの全面切り替えはスマホがパソコンを決めたということではないか。そのほかの分野では大量に売れているコンピュータにRasberryPiがある。これもARMだ。世の中ARMだらけだ。
これからのインテルやAMD、ARM NVIDIAの動きが注目される。100%オリジナルの回路を作ってきたこれらの半導体開発会社のチャレンジ精神の結晶がどのような形で出てくるのかがとても楽しみである。我々の想像を超えるようなものが必ず出てくるに違いないと確信している。そうしたらすごい時代になるだろう。そういう意味でNVIDIAのARM買収を高く評価したいとともにインテルとAMDの満塁ホームランが期待される。鍵は64bitのx86のメニコアでのスケーラビリティになるのではないかと思っている。64コアや128コア、256コアでパフォーマンスが直線的に増加するCPUを開発したところが勝つのではないか。
#467 4Kの次は8Kか?
2020-12-30
昔、4Kは流行るかどうかの議論をしたことがある。当時は私は4Kは流行るといい、知り合いは4Kは流行らないといった。結果は4Kのハードは安くなり流行っているが、4Kのソフトはもう一つである。1K以下のDVDが未だに売れている。2Kですらない。ハードは4Kになったのに。これはどういうことかというと、DVDの映像の元になっているのは4Kのビデオであり、これをダウンコンバートしてDVDに焼いている。そしてその映像をテレビの半導体のチップが2Kや4Kに拡大していのだ。複雑な気分だ。4Kのカメラが安くなって、ドローンについて、スマホについて、Youtubeでも4Kが当たり前になってしまった。世の中はゆっくりDVDからBDへ、BDからBDXLに動いていくのであろう。
では8Kはどうなるのであろうか。私は8Kはプロ用の映像フォーマットになって、スタジオの内部が8K素材であふれ、それが送り出しのときに4Kや2Kになるのではないかと思っている。値段によって8Kではなく6Kもありかもしれない。素人も玄人もみんな4Kという時代はないのではないか。それよりも1秒あたりのコマ数が変わってくるのではないだろうか。24コマのフィルムからの脱却がこれからのテーマの様な気がする。
#468 IoTの4つの分野 新バージョン
2020-12-30
東大でIoTを研究して4年経ってしまった。結果を公表していないので、お前らは何をやっているのだとよく言われる。とりあえず分かったことを書いてみる。
20年くらい前にユビキタスコンピューティングという言葉が流行ったが、これはマイクロCPUがあらゆるものに組み込まれ、それらがお互いに通信をする時代がくるという予言であった。これがIoTの先走った予言であったという人がある。私のいた米国のマサチューセッツ工科大学のメディアラボでもTTTプロジェクト(Things That Think: 考える物)というのがあったが、これもあまり盛り上がらなかった。こういうものと今のIoTとの本質的な違いはなんだろうか。私はそれはウェブやクラウドの存在だと思う。ウェブやクラウドを使ってインターネットに繋がった物を管理制御するのがIoTだと思う。そしてこのトポロジーがIoT機器、ワイヤレス通信、クラウドサーバというIoTの3要素に展開され、IoTが爆発的に普及することになっていると予想する。
さて、このIoTをさらに分類すると私はIoTは4つの分野に分かれると思う。
1番目は、人間の身体の内側と外側。
2番目は、住宅の内側と外側。
3番目は、都市の内側と外側。
4番目は、地球と月の内側と外側。
である。IoTのシステムの研究をやっているが、IoTそのものの定義についても考えて行かなければならないと思っている。
#467 地球温暖化に対してできること
2020-12-30
地球温暖化の原因はCO2であると言われている。IPCCなどのお偉い方々が言われているわけであるが、都会の暑い夏の原因はCO2ではないと思う。都会の温暖化の原因はアスファルト舗装によって土から水が蒸発する量が少なくなって、気化熱が奪われないので昔に比べて都会は暑くなるのではないだろうか。それとエアコン。エアコンの室外機から夏に発生する熱もかなりのものになるだろう。この2つをこの200年くらいシミュレーションすることができればある程度のことがわかるのではないか。
同時に直近の天候不良の原因はなんだろうか。とも考えてみた。太陽の黒点の数からわかる活動量の変化とそれによる大気循環モデルに注目している。
全世界的な規模でIoTセンサーをばらまき、温度と湿度と気圧と太陽の明るさなどを調べるネットワークを真っさらに作れば真実は見えてくるのではないか。そういうことがIoTが世界に貢献できることではないだろうか。最終的な判断は専門家にお願いするしかないだろう。
#466 はやぶさ2の快挙を見ながら考えたこと
2020-12-30
遠いところから隕石の親である小惑星や彗星に着陸して、そのサンプルを取って地球に戻ってくるなんて、素晴らしすぎる。ゴルフでいったらホールインワンを何回続けてするような奇跡なのだろうか。そのうち詳しく書かれた本が出ると期待している。
私が興味を持ったのはその結果と比べてみたいもののことだ。それは地球に降り注いできた隕石の燃え尽きなかった物との比較である。ヤフオクで隕石は売られているが値段が高くて、大きくて重い。小さな隕石はどこに行ったらあるのだろうかと地球儀を回しながら考えた。私の仮説は南極大陸である。南極大陸の万年雪の中に地球に落ちてきた隕石が含まれているのではないかと思った。地球温暖化が言われている現在、これを早く探しに行くべきではないか。そうしてはやぶさの結果と比べてみたい。
#465 私の考えるコロナの課題 その3
2020-12-30
知り合いの人がコロナになった。その人から連絡があって、真剣にどうしたらいいか考えた。コロナ感染によって起こるサイトカインストームを抑える方法に活性水素が有効であるという記事があり、活性水素サプリメントを大量に摂取すればいいのではないかと本人に伝えた。その人はウィルスはプラスなのに、症状はなしだったそうだ。数ヶ月してウィルスもネガティブになったという。私はこの方法がすべての当てはまるとは思わないが、これからこういうレポートがたくさん出てくるのではないかと注目している。
#464 私の考えるコロナの課題 その2
2020-12-30
コロナワクチンが続々と承認されて出てきている。自分もいつか打たなければならないのだろうが、いまのところ怖くて打てない。副作用が心配なのだ。そのうちコロナウィルスが変化し、すぐにワクチンが効かなくなってしまうことも考えられる。どうしたらいいのか。素人の考えであるが、コロナがいかに変異しようとそれに対応した新しいワクチンが迅速に作成できるような枠組みのワクチンの開発が望まれるし、そういう開発をしているところを素人なりに探してみようと思う。
高速なコロナ感染検出試薬と変異対応なワクチン。この2つがコロナの救世主になるのではないか。
#463 私の考えるコロナの課題 その1
2020-12-30
コロナウィルスの蔓延が止まらない。危なっかしいところはマスクを着けて移動している。マスクでは足りないかもしれないので、宇宙服のようなゴーグルを探している。バイオ戦争の映画などに出てくる様なヤツである。ドイツ製がいいかも。それに酸素ボンベなどもつけるとさらにいいかも。
最速で対応しなければいけないテーマは、コロナにかかっているかどうかの検査の結果が直ちにわかるということではないだろうか。30分以内にウィルスの感染があるかないかが分かれば、イベントや飲食に使える。とりあえず入り口で調べて、飲食やイベントに入ってもらう。もし感染していたら、然るべき対応をとればいいわけであり、その場所から感染が拡まるということを防止することができる。この検査がいくらまで安くなるのかが鍵だろう。
#462 ビル・ゲイツの近著
2020-12-15
ビルから近著の校正刷が送られてきた。読んで感想を送れとのこと。テーマは「気候破綻をどう防ぐか」というもので、副題は「考えられる対処法と必要となる新技術」というものである。大変読みやすく、ベストセラーの予感がする。オリンピックに日本に行くから会おう、と書いてあった。どうしよう。
#461 アメリカが最も嫌がる中国の計画はデジタル通貨ではないか
2020-12-15
アメリカは紙を買ってきて、特殊インキで特殊印刷するだけで100ドル札を作ることができる。コストは10ドルもないだろう。アメリカの最高の輸出商品はこのドル札であると思う。サダム・フセインは石油の決済にユーロを使ってもいいといったので、アメリカに消された。中国が中国の通貨「元」を増刷し、多国間決済に使うということがアメリカが絶対に許さないことではないだろうか。とくに「元」がデジタルになり、暗号通貨の形でインターネット上に出回り、一帯一路の国々との間の交易がなされるようになると大変なことになる。アメリカはそれを抑えながら、デジタルドルを展開していくのだろう。日本の財務省は中国とアメリカの間の戦いを黙って見ているだけなのだろう。ヨーロッパのユーロはアメリカがドイツをいじめてボロボロにし、英国のポンドはEUを離脱してどうにか助かるというのがありうるべきシナリオのような気がする。
#460 トランプ大統領が正式に負けた
2020-12-15
選挙人の投票が行われトランプ大統領が正式に負けた。これからどうなるのであろうか。次の選挙までの4年間にまず起こることは大統領の弾劾の試みではないだろうか。歴史的にみてもあまり例のないことであるが、中国とバイデン次期大統領とその息子の取引が問題になり、これは成立するような気がする。日本には直接的に関係はないけれど。アメリカ国民は4年間の選挙活動におそらく嫌気はさしてトランプは再選されないであろう。それでも負けるわけにはいかないというのが、アメリカ魂であろうか。
#459 64bitの世界はx86とARM64bitの戦いになる、しかし勝つのはマイクロソフトか
2020-12-15
M1の次のM2、その次のM3の話がネットで出回っている。たいへんなことだ。M2が出てくるまでにインテルとAMDから同じような機能を持ったチップが出てくる様な気がする。両方ともマイクロソフトがサポートして、強力なWindowsベースのパソコンが生まれるのであろう。
一方、マイクロソフトのARM版Windowsのx86エミュレータはなかなかいいみたいだ。だからWindowsはx86とARMで動くことになる。アップルは自分のシリコンで動くMacOSとiOSを両方リリースして、アップルの世界をiPhoneの力を使って広げていくのだろう。
どちらがシェアを伸ばすのかが興味深い。インテルとAMDのMX対抗のチップのお手並み拝見である。私はWindowsの様な気がする。両者とも生き死にがかかっているから。
#458 次世代MSXのコンセプト
2020-12-15
次世代MSXに向けてコンセプトのまとめを進めている。一番の特徴はメディアマシンであるということ。二番目はIoTのコントローラーとしての機能を持つということ。三番目はマルチCPU時代に対応するパーソナルスーパーコンピュータに拡張することができること。以上の3点であります。
#457 設立準備中の新大学の研究分野について
2020-12-09
神奈川県小田原市に設立準備中の日本で一番小さい工学部の内容について議論を進めている。
一番小さいものは原子核レベルの研究、それからゲノムの研究、それからIoTの研究、、、一番大きいのは地球と月の研究である。月の表面にIoTセンサーを1万個くらい設置して、月の活動をリアルタイムでモニターすることである。
#456 マイク、スピーカーを良くするだけで長時間のテレビ会議ははるかに楽になる
2020-12-09
パソコンに少し細工をして、マイク入力にまともなマイクをつなぎ、スピーカー出力にまともなアンプとまともなスピーカーをつないでみた。おいおいこれはホントかよ、とびっくりするくらいの改善であった。もうすぐZOOMが当たり前のこととして使われる時代のパソコンが出てくるだろう。それはいいマイク、いいスピーカーの載ったものだ。それがどういうデザインになるかが楽しみだ。
#455 久しぶりにNHK
2020-12-09
月曜日にNHKの収録があって、海外向け放送なので全部英語だった。ZOOMで英語を一日に何時間も話すような生活をしているので、なんとか2時間の収録は乗り切った。これからこういう企画が多くなって来るのだろう。ヨーロッパとアメリカを跨いだ時間の調整がどんどんややこしくなるので、自分の時計をGMT(グリニッジ標準時)を使うことにした。表記はZ1830のような感じ。慣れるのに時間がかかるのでは。
#454 年末を迎えて
2020-12-09
この頃は時間の経つのが早く、この調子でいけば東大の退職なんてもうすぐだろう。この5年間の成果をこれからどんどん発表して行かなけれならないと強く思っている。
今年のビッグイベントは自分の50年間を振り返った「反省記」を出したことであった。発刊して100日経ったので、そろそろ反応は下火になり、会う人も本のことを話題にされなくなり、平常の状態に戻りそうである。もらった批判についてのコメントを書いたが、メールで慰めてくれる人もあり友人は本当にありがたいと感謝している。
#453 Apple M2 M3のびっくり
2020-12-09
AppleがM1のCPUチップの次をリークしたみたい。コアの数が8から16コアになっているが、半導体のチップの上にはおそらく24CPUぐらい乗っていて、その中から動かないチップを外すと大体16に落ち着くのであろう。最高機種のコア数は24ぐらいか。こんなのが出てきたら、Windowsパソコンはどうなるのか。びっくり。Windows陣営の巻き返しが楽しみである。AMDが頑張って16CPUのモバイルや32CPU、64CPUの値段をさらに下げてApple対抗色を出すのであろう。その時Appleは、M3というチップを64CPUで出してくるのであろう。いずれにしてもユーザーはウハウハである。
#452 中華人民共和国と日本の本当の関係を考えてみた
2020-12-02
バイデン大統領予定者の息子は中国と関係がよく、たくさん儲けさせてもらっている様だ。だが、他国のことは他国に任せて、日本のことを考えてみたい。
日本が戦争で戦った相手は蒋介石が率いる中国国民党である。今その国民党は中国本土を追われて台湾にいる。中国国民党と戦ったのが毛沢東の率いる中国共産党である。教科書を読み直して確認している最中であるが日本の敵の敵は日本の味方ではないかと思うが、日本国と中華人民国政府との関係は交戦国であるか、そうでないのか微妙なところではないか。中国の国家主権は中国国民党から中国共産党に移って、その中国共産党とは交戦中ではないはずだ。尖閣列島のことで日本が中国と戦争になれば大変なことになる。戦争は力の競争であるが国際法的に戦争の宣言をし、交戦し、降伏すれば当然に国土は勝った方のものになる。
日本は663年の白村江の戦いにおいて唐と新羅と戦い負けている。そのあとどうなったかはあまり歴史書にははっきりと書かれていないが、相当なことがあったに違いない。そのあと太平洋戦争で日本が負けたときに日本はアメリカに占領され、どうなったかについてはたくさんの書物がでている。尖閣列島のことで戦うのであれば占領されて日本が終わるということまで覚悟しておかなければならないと思う。そうなったらアメリカは助けてくれるのだろうか。
#451 孫さんの次の一手を勝手に予測する
2020-12-02
投資銀行にどんどんなっていっているソフトバンクの予測される次の一手は、ソフトバンクモバイルを売ることであろう、と僕は予測する。それを売りつける相手は楽天である。楽天電話とソフトバンクモバイルが一緒になれば、楽天は1位をめざすことができるのではないか。孫さんがARMを売ったみたいに現金1兆円とあとは株式でいいと言えば楽天は買うかもしれないと僕は思う。そして孫さんはアメリカに移住するか、タックスヘイブンに移住する。そして日本は偉大なベンチャー投資家を失うことになる。意地悪ばっかり書くマスコミは大嫌い。税金ばっかり取りにくる国税庁も大嫌い。サモアのようなタックスヘイブンで楽しくやりたいと60歳を過ぎた孫さんは思うのではないだろうか。
#450 現金8兆円を持っている孫さんの悩みを予測する その2
2020-12-02
8兆円の現金はどこの銀行に預金しているのだと気になる。会社のキャッシュカードをコンビニに持っていって、残高照会したらどんな風にでてくるのだろうか。
ソフトバンクグループ サマ ¥8,000,000,000,000
とでも出てくるのだろうか。元ZOZOの前澤氏が「桁が増えるとコンマがでてこなくなるんですよね。フフフ」と言っていたそうだが、見てみたいものだ。赤坂の彼女と一緒にATMに行ったら、彼女はぶっ倒れるかもしれない。僕なら笑ってしまうだろう。
余談はこれくらいにして、8兆円持っていることの大きな問題はソフトバンクのROAがどんどん下がっていくことである。ROAとはReturn On Assetといい資産が生み出す利益のことである。現金で持っていても金利は微々たるものである。だからソフトバンクは最近GAFAの株式などを買う様になったのだと思う。金持ちには金持ちの悩みがあるのだろう。
#449 現金8兆円を持っている孫さんの悩みを予測する その1
2020-12-02
経済界やマスコミに批判されて孫さんが泣く泣く資産の現金化を行い、売れるものはなんでも売ったみたいだ。英国のARMも現金1兆円と株式3兆円で処分した。この背景を私は次の様に考える。
これからソフトバンクは社債などの償還期日を続々と迎える。この現金がなければ銀行もファンドも借り換えに応じようとはしないだろう。そうするとソフトバンクは資金不足に陥って、デフォルトして会社は清算しなければならなくなる。逆にお金を持っていれば社債は借り換えることが可能になり、償還危機は乗り越えることができる。孫さんは銀行や金融界に対して、お金はこんなにあるぜよ、と、啖呵を切りたかったのだろう。お金が8兆円あるぞと記者会見をしている孫さんの顔は勝利の微笑みで満ちていたような気がする。
#448 反省記が出て、早3ヶ月
2020-12-02
反省記が出てあっというまに3ヶ月が経ってしまった。2万部ぐらい売れたみたいだ。たくさんお褒めの言葉をいただいた。同時にボロクソに批評もしてもらった。自分があの本に書いたことは自分にとっての反省であっても、いわば光の部分である。光があれば必ず影がある。あの本に対する辛辣な批判は僕に自分が作ってきた人に対するネガティブな部分を忘れてはいけないという重大な指摘であると思い、あの本が売れたことすら自慢してはいけないのではないかと思う様になった。複雑な気持ち。
#447 富岳がまた世界1位に
2020-11-24
富岳がスパコンでまた世界一位になった。しかしこれが永遠に続くことはないだろうと思っている。必ずアメリカが富岳よりも速いスパコンを作ってくるだろう。DOE(エネルギー省)あたりか。アメリカに富岳が負けたときに、とりあえずやることはARMのマルチCPUである富岳のチップの横にNVIDIAのGPGPUをくっつけることであろうか。電源を増設し、ラックマウントされているシャーシにこのチップの入った拡張ボードを載せることであろうか。それで時間を稼ぎながら、富士通がもう一度国運をかけて新しいCPUを作って世界一に再再チャレンジするようなことが見えてくる。スパコンの競争も我々の手に届かない遠いところにいってしまった。我々ができることといえば、NVIDIAのJetson Xaverをたくさん繋いで、パーソナルスーパーコンピューターを作ることぐらいか。
#446 ヒトゲノムを考える
2020-11-24人間のゲノムを全部読んで医学的な診断を行うサービスがはじまっている。ひとり1回66万円だそうだ。この値段はこれからどんどん安くなっていくだろう。そうすれば遺伝子診断ということが、当たり前の時代になってくるだろう。現在は読んだ部分を見て診断が終われば残りのゲノムの情報は捨ててしまうそうだ。もったいない。なぜかというとゲノムの情報は究極の個人情報だからだそうだ。このゲノムの情報をデータベースとして全国民の分を誰がどのように保管管理して活用するのかということが問われている。色々なところでそのような試みがなされているようだが、国際的に互換性のある形でそういうことが実現すればありがたいし、夢のある話だ。
#445 地球と月の関係を考える
2020-11-24
地球の歴史をずーっと考えてきた。46億年前に地球が生まれたということだ。月は45億年前と言われている。その時代のサンプルが月の表面で見つかったのだそうだ。地球には46億年前のサンプルはまだ見つかっていないそうだ。本来であれば地球の表面にあるべき46億年前の最古の岩石はプレートが移動し沈下することによって、地球の中に飲み込まれていったのではないだろうか。一方月にはプレートの移動や対流はないみたいだ。月の大きさが小さいからではないか。
そう考えると私は45億年前に原始地球から月は別れて誕生したのではないかと思う様になった。地球の歴史を考えるときに、同時に月の歴史も考えると面白いのではないだろうか。
#444 次世代MSXの可能性を考える
2020-11-24
次世代MSXのスペックを考えている。スペックを考えるのと同時に誰がユーザーになるのかも考えている。
世の中には7つのジャイアントがいる。パソコン界ではWindowsとMac。スーパーゲーム界ではXBoxとPlayStationとNintendo。スマホではAndroidとiPhone。後発のなにかが出てこの7つと戦って勝つということができるのであろうか。答えはできないというところか。王者がひとつしかいない分野はコンピューターマニアの分野だ。そこに今大成功しているのはRasberryPiである。この分野でRasberryPiと共存しながら存在を主張し、固めていくしかMSXの未来はないような気がする。ユーザーに指示されていない30年前の8bitパソコンを2020年の現在に復活させ売っていくなんて狂気の沙汰だ。
ということを考えながら現代の7大コンピューターの隙間を毎日考えている。
#443 Apple M1の印象
2020-11-24
AppleのM1チップを使ったラップトップを使わせてもらうことがあったのでその感想を述べたい。
思ったとおりiOSが動く様になっていた。ただ、完全にすべてが動くのではなく、興味のある人は動くということを発見して喜ぶという立て付けである。まぁ1ヶ月もすれば次のアップデートのときにIPA(iPhone Application)はApple M1とiPhoneで動く様になるのであろう。M1の発表があってから毎日毎日のソフトウェア業界の反応を記録しておくことが面白いのではないか。
世の中はこれからM1 MacとiPhoneを使う人たちと、WindowsとAndroidを使う人たちに別れていくのであろう。民主党と共和党みたいに。
WindowsとAndroidは共存しクラウド経由でタイトなカップリングが実現するだろう。アプリはウェブベースのものが増えていくのではないか。Microsoftにとっては危険な動きだ。
AppleはM1 MacでARM版のWindowsが動くかどうかはMicrosoft次第だといっているが、これは罠だ。ARM版Windowsがx86版の完全置き換えならばよいが、Multi ARM CPUに対応したWindowsとそのアプリがそんなに早く出るかどうかは疑わしい。Mac/iPhoneグループとWindows/Androidグループにユーザーが分化し、あたらしいシェアバランスが決まるのであろう。それぞれの事業分野で勝ち負けが決まると思う。ビジネスはWindows、クリエイティブはMac 、学校はMac、産業界はWindowsのように。
#442 日本先端大学(仮称)の研究テーマ(その5)「ゲノム研究」
2020-11-17
ゲノム研究は大きく分けてふたつ。一つ目はゲノムが生まれた原始地球を再現してゲノム生成の原点を研究するということ。二つ目は人間のゲノムを高速で読み出すシーケンサーとスーパーコンピューターを設置して、ゲノム研究のデータベースを作りたいと考えている。
#441 日本先端大学(仮称)の研究テーマ(その4)「新地球学」
2020-11-17
地球について総合的に考える「地球学」も新大学のテーマの一つにすることにした。とても面白いと思う。
#440 日本先端大学(仮称)の研究テーマ(その3)「コンテナトレーラーの自動運転」
2020-11-17
自動運転トラックの検討をはじめているが、乗用車を大きく長くしたものじゃないかと専門家に笑われてしまった。ということでコンテナトレーラーを複数連結したクルマを考えることにした。こんなクルマが日本の高速道路を走っていることを考えたら、ワクワクドキドキ。
#439 日本先端大学(仮称)の研究テーマ(その2)「スケーラブルメニコアCPU」
2020-11-17
マイクロエレクトロニクス関係では、スケーラビリティを持ったメニコアCPUを開発したいと考えている。1024のCPUなのに500ぐらいのパフォーマンスしかでないことが多いようだ。ARMもAMDも実際のパフォーマンスの低下分については発表していない。64CPUになっても40ぐらいではないかと勝手に想像している。
#438 日本先端大学(仮称)の研究テーマ(その1)「抗生物質」
2020-11-17
現在の薬学の研究のなかではあまり人気のない分野の研究をまじめにしていきたいと思っている。その第一は抗生物質の開発である。2050年における死亡原因の一位は薬剤耐性感染症であるといわれている。抗生物質が効かない細菌が増えるのだ。そういう抗生物質を製薬会社が作らなくなるそうだ。儲からないからである。それを大学で本気で開発するのだ。
#437 大学のキャンパスは小田原に
2020-11-17
現在企画中の日本先端大学(仮称)工学部は、小田原の関東学院大学小田原校地の中に間借りしてスタートすることに決まった。工学部だけの単科大学ではあるが、その名のとおり最先端の研究を展開していきたいと考えている。来年には大学の設置を申請する予定。
#436 Apple M1について思う
2020-11-17Appleが新しいシステムチップを発表した。すごいスペックである。CPUがx86からARMに変わった。びっくりである。それだけではない。いろんな機能が追加されている。デスクトップスーパーコンピューターを目指しているのだろうか。Windowsがエミュレーターでしか動かなくなる。おそらくMicrosoftは、ARM版のWindowsを動かしてその上でx86エミュレーターを動かすのであろう。しかし、私の予想は、この新しいMacで、Mac OSだけでなくiPhoneのiOSが動くようになるのではないか。そしてソフトウェアコミュニティーがソフトをMacからiに、iからMacにポーティングをはじめるのではないかと思っている。どちらを選ぶかはユーザーの選択になるだろう。数年後にはiOSのLaptopや、Mac OSのスマホが出現しているのではないか。これがAppleのMicrosoftに対する戦略なのではないか。
#435 次世代MSX
2020-10-23次世代MSXのCPUを64bitのARMにすると書いたが、それに加えて32bitのARMと32bitのx86と16bitのx86と8bitのR800を載せることにした。一種のVMである。
#434 フェラーリ308のエンジンをフェラーリ348級に改造
2020-10-23ランチアのテーマというクルマにフェラーリの308のエンジンが載ったものがある。このエンジンを改造した。排気量を3000ccから3200ccに拡大し、電子制御のコントローラーを使って点火タイミングを合わせると、3400cc級の348と同じくらいの性能になったような気がした。外観はファミリアのようだから、3000回転まではどうってことないが、5000、6000にあげるともう絶対フェラーリの音がする。首都高をクルクル回っていたが、みんなびっくり。知り合いのエンスーに見せたら、売ってくれと言われた。売りました。同じものを買ってもう一台改造しよおっと。
#433 私の考える6G
2020-10-23
5Gの次の6Gのデジタル通信のことがいわれはじめている。5Gの特徴とは、高速通信、低遅延、同時大量アクセス、である。これらは今のところ同時には成立しない。これが5Gの抱える最大の問題である。宇宙とか海中とかをカバーするものだとの議論があるが、私は5Gの最大の欠陥を修正したものが6Gになるのではないかと思っている。
#432 マイクロソフトのコンテナサーバ
2020-10-23
マイクロソフトが人工衛星向けのコンテナサーバを公開した。5Gなどで基地局の近くにおいて、アクセスのスピードを短縮するためのものらしい。大変よく考えられている。
#431 三菱重工のジェット撤退
2020-10-23
コロナでジェット機の需要が冷え込み、三菱重工はリージョナルジェットの開発を凍結するそうだ。私企業とはいえ、日本のことを考えると継続できなかったのだろうか。情けない。
#430 コメンテーターの上位概念が必要ではないか
2020-10-16
テレビのニュースショーの売りはコメンテーターである。実に様々な種類の芸人、勘違いアナウンサー、いかれた学者、弁護士、目立ちたがり元官僚などがテレビにでて意見を述べ、ときどき炎上している。コメンテーターの好き嫌いはインターネットでやり取りされている。このコメンテーターは立派だなぁと思う人がときどきいる。そういう人にコメンテーターではない、賢人としての新しい肩書きがあればいいのにと思う。それがなにかを最近考えている。コメント以上の立派なコメントをする人たちのこと。
#429 クルマの自動運転
2020-10-16
クルマの自動運転に取り組むことになった。しかし乗用車ではなくてトラック。物流の自動化は取り組むテーマとしてはとても面白いのではないか。究極の自動化された未来の物流センターについて考えてみる。
#428 中曽根康弘氏を偲んで
2020-10-16
昔、中曽根康弘氏を囲む昼食会に招かれたことがあった。中曽根氏の正面は中山素平 国際大学会長。そのとなりは公文俊平 国際大学グローコム研究所所長。村上 泰亮 前所長の奥様、私は末席にちょこんと座らせていただいていた。そのときの会話をここで再現はとてもできないが、超VIPたちの日本を思う気持ちとはこのようなものなのかと驚いたと同時に中曽根氏の本質をこの目と耳で感じとり、立派な人だと感服したことを覚えている。そのお方が亡くなったのであるから、これは国葬に準ずるような形で葬儀が行われてもいいのではないかと思う。しかし、葬儀は亡くなった人のためではなく、残された者のためのイベントであるから、今の政府の中にそういうことを思っている人が前例も含めてあるのであろう。反対する人が多いということだが、もう一度中曽根氏の人生を調べてみられてよいのではないか。
#427 日本学術会議、日本学士院、文化功労者、文化勲章を考える
2020-10-16大学の教員末席を汚している私であるが、私の人生とは全く関係のないことなので、自由に考えるところを述べてみたい。
任命拒否がメディアやネットで語られているが、この度の問題は特別職の国家公務員に自由はあるかということで、誰が考えても国家公務員には自由はないのではないか、と考えられる。では国家公務員にならねばよいということではなく、学術会議を国会の機関ではなく、非営利組織、独立した法人としてきちんと再定義する必要があるのではないかと思う。
次に日本学士院については、あまりに権威が高すぎてわからない。
文化功労者については、文化各分野の憧れの称号であるのだが、立派な仕事をすればなれるというフェアーな感じを発表の度に思う。
文化勲章は文化功労者の中から選ばれるのであるが、これこそ政治そのもの、好き嫌いそのものの結果のような気がする。でもそれはそれでよいのではないだろうか。
文化勲章をもらうために何億円もの活動費を使った人から話を聞いたこともある。内閣賞勲局長に厚かましくもどうしたら勲一等のような高位の勲章をとることができるのかを聞きに行ったこともある。
総合的に考えて勲章を与えるかどうかを決めるのは各省庁や賞勲局というよりも、時代がそれを決めるのではないかという感想を持つようになった。時代が受賞者をサポートしない限りありえない話なのではないか。
#426 ARMとNVIDIA その3
2020-10-16Rasberry Piという大ヒットした商品がある。これよりも上の機能を持ったワンボードコンピューター Jetson Nano という商品がある。さらにこの上に Jetson Xavier NX というのがあって、5万円くらいだ。これは6CPUのARMとGPUが384コアはいっている。よくまぁこんな値段でこんなものが売れるものだ。さらにその上には Jetson AGX Xavier というのがあって、8CPUと512コアGPUがはいっている。 10万円ぐらいで売られている。これをARMからライセンスを受けてNVIDIAは台湾で作っているのだ。同じパフォーマンスを持つ競合製品はない。一人勝ちである。このNVIDIAがARMのコアを手に入れるということは、たいへんなことだ。これにカメラをつけたものが、自動運転モジュールで全部のクルマにはいるだけで4兆円の値段は安くみえるのだろう。
インテルにこれに対抗するシナリオは今のところないみたいだ。AMDにはこれに対抗するシナリオはNVIDIAに遥かに劣るGPUはあっても、まともなGPUはないようだ。その代わりにFPGAのザイリンクスを買うのであろうか。
気がついたらハイエンドのシステムチップはこれで勝負ははっきりしたような気がする。国内のマスコミでこれを報道するところは一社もない。だから私は言いたい。孫さんはARMをいい価格で売ったよりも、ARMをいい相手に売ったということが言えるのではないか。この評価は数年のうちに固まるだろう。
#425 NTT、KDDI、SBMのゆく末
2020-10-07
総理大臣がスマホが高すぎると言い、4割安くするみたいである。スマホ3社の売り上げが4割減になったら、各社は赤字になるのだろうか。NTTはドコモを子会社化して、この大競走時代に備えるみたいだ。KDDIとソフトバンクモバイルはどうするのであろう。KDDIには稲盛イズムがあるから大丈夫か。ソフトバンクモバイルは大赤字になるのだろうか。それをチャンスと考えているのが楽天なのであろう。誰が総理大臣に値引きをささやいたのかが、とても興味深い。
#424 ZOOMか、Microsoftか、Googleか
2020-10-07
ZOOMの抜群の決算がはっきりした。東大でもZOOMを使ってやっている。
いくらの請求がくるのか、みんなビクビクだ。ずっとZOOMを使い続けるのかといったら、そのうちMicrosoftのストリームやGoogleのサービスが改良されてよくなれば、人々はそちらの方に動くのではないか。初期のSkypeやYoutubeのシステムのクォリティは低かったが最近では立派なクォリティだ。ユーザーの目に触れないバックエンドでZOOMや、MicrosoftやGoogleの熾烈な競争が進行しているような気がする。それが我々にとっては唯一の希望である。
#423 コロナはあと何年か
2020-10-07
コロナの抗体を調べるキットを手に入れた。まわりにいる知り合いをかたっぱしからテストしたが、全員陰性だった。ありがたいことだ。自分が気をつけていればコロナはかなりの確率で感染から逃げることができるのではないか。ただ油断は禁物である。
今年の冬を睨んで第三波、四波、五波がやってくるかもしれないが、
だんだん人々の理解と対応によって感染が減っていくのではないかと期待している。それでもワクチンの完成には少なくとも1年はかかるのではないか。来年の今頃にワクチンが出てきて、冬のコロナが鎮まることを願って、少なくとも1年間は自重しようと思う。
#422 ARM対AMD
2020-10-07
ソフトバンクがARMをNVIDIAに売ったことで、ARMプラスGPUのチップが出てくるだろう。しかしこれはパソコン向けというよりも、スーパーコンピューター向けのソリューションで富岳の次世代を睨んだもののような感じがする。
近く発表のあるAMDの対抗チップはこれを十分意識したものになりそうだ。勝ち負けはシステムのベンチマークで決まるのではないか。だから今の段階でどちらが勝つかをいうことはできない。ベンチマークがでれば、どちらかがダメになり、どちらかが勝つ。勝負はこの複合CPUチップで決まるだろう。ARMのIoTとか、ARMのスマホは関係ないと思う。
#421 中国とアメリカと日本のこれからを考える
2020-10-07
アメリカがいじめている中国はどんどん自給自足の国家になっていくのであろう。アメリカと中国は国交断絶までいくだろう。バイデンが大統領になっても、クリントンやオバマの親中国政策があっても、バイデンはアメリカ、ヨーロッパ、日本、などの西側各国も巻き込んで中国を攻め続けると予測する。自給自足の中国はなんとか持ち堪えるであろう。日本はアメリカとは菅総理大臣、中国とは二階幹事長の二股外交で、やっていくつもりなのであろうか。
これによって少なくても台湾・日本・アメリカ・インドの同盟チームが完成しつつあると言えるのではないか。
#420 CDの売り上げをレコードが超えた
2020-09-29
”【9月11日 AFP】米国内のレコードの売り上げが30年以上ぶりにCDを上回ったことが、全米レコード協会(RIAA)が10日に公表した報告で明らかになった。今年上半期のレコードの売上額は2億3210万ドル(約246億円)と、CDの売上額1億2990万ドル(約138億円)を大きく上回った。”
とのこと。びっくり。
なぜか? レコードの音がいいのか、レコードプレイヤーの音がいいのか。CDの音がダメなのか。CDプレイヤーがだめなのか。スマホの音楽配信が伸びて、CDがダメになったのか。ということで究極のターンテーブルと、究極のアームと、究極のピックアップと、究極のフォノイコライザーを開発することにした。5年くらいかかるだろう。できたときにはレコードの売り上げが下がっていたりして。
#419 電子教科書を考える
2020-09-29
電子書籍のシステムを改造して、ユーザーが本に書き込みをできるようにしたシステムを開発し、学校の現場で使ってみた。それでわかったことは、パソコンではなく、タブレットが必要だということ。つまり、パソコンはテレビ会議には使えるが、書籍の代わりとしての電子書籍はパソコンではなく、別のタブレットが絶対必要である。また、スマホは小さすぎてダメ、ということである。これで電子書籍もやっと離陸かと思っていたが、対面授業の復活によって日本の電子書籍構想は空中分解するだろう。
デジタル庁と文部科学省においては、教科書無償配布の財源を使って電子教科書とタブレットの無償配布をお願いしたい。
#418 トランプとバイデン
2020-09-29
トランプが勝つか、バイデンが勝つか、わからなくなってきている。日本はアメリカの大統領選挙に対してなんの影響力もない国だから、安心して見物できるが、選挙の行末について考えてみたい。
トランプが勝つケース:トランプの逆襲が怖い。ブルームバーグニュースは潰されるだろう。これからの4年の中国との喧嘩はトランプなら、アメリカ一国で中国に対抗していくのだろう。大統領を辞めたあとのビッグビジネスの種まきを戦争でカモフラージュしながら、進めていくのだろう。
バイデンが勝つケース:中国との喧嘩はアメリカ一国だけではなく、ロシア、ヨーロッパ、日本、台湾を巻き込んでするのだろう。ここの点がトランプとは違うのではないか。バイデンの息子が行った中国とロシアとの取引が表に出つつあるがこのことが理由で、大統領弾劾がはじまるのではないか。そうしたら大変なことになる。その次はもう一度トランプが選挙に出馬か。
#417 ARMとNVIDIA
2020-09-29
#401で書いたようにNVIDIAがARMを買うことになった。現金1兆円と残りは株。だいたい当たっていた。そこで、独断と偏見によって関係者の気持ちを想像してみた。
孫さん:IoTがなかなか離陸しないし、大統領選挙の後に株が暴落しそうなのでさっさと売ろう。現金で1兆円もらえれば、残りは株でもらってこっそりと市場で売却しても15〜24ヶ月ぐらいかかるだろう。この売却を上手にすれば3兆円の額面が4、5になるし、間違っても2兆円を切ることはないだろう。安全である。
NVIDIA社長:CPUとグラフィックスを持つインテルとAMDよりうちのGPUは優れている。これでうちがARM CPUを持てば、ARMとGPUを一体化したCPUGPUチップが作れる。そうするとこれはスーパーコンピューターのエンジンとして最高である。インテル/NVIDIA・ARMの3強体制を作り上げなくては。86コアよりも3倍くらいはやい、64bit ARM CPU にナディアに頼んで、Windowsエミュレーターを動かしてもらったらパソコン市場も手に入れることができる。とりあえず、スマホ市場はライセンスでいく。ハイエンドのスマホにNVIDIAのGPUを内臓したチップを韓国とでもやろうかな。
マスコミ:散々悪口書いたけど、ちゃんとお金を回収している孫さんのことは憎たらしい。厳しい記事でも書いてやろう。
アナリスト:ARM売却の次はソフトバンクのMBOだろう。プライベートな会社にしてどうするのかが興味津々。
#416 西和彦 反省記
2020-09-29
自分のこれまでの人生を振り返った本を書いた。いろんな人に読まれて好意的な感想をもらってはいるが、アマゾンの書評でボロクソに書かれたり、評価1をつけられたりした。アマゾンの書評のページに著者が反論することができないのが残念だ。昔のアスキーの社員の感想にも色々あって、そうかそんな風に思っていたのかと、驚くようなコメントもあった。全部魚拓をとっているので、いつか自分の意見を言いたいと思っている。社長の僕に対しては面と向かって言えなかったのね。
#415 私の予想 土地の値段
2020-09-08
株が高い。コロナなのにどうして、と考えてみたが、コロナだから株が高いような気がする。つまりお金はいく先がないのだ。高い株はやがて売られ、売られたお金は次にどこにいくのだろうか。それは、比較的コロナが軽症な日本の不動産にいくのではないかと思った。今からオリンピックまでの10ヶ月間、日本の土地は下がらないであろう、と予測する。
#414 反省記 発売
2020-09-08
マイクロソフトの時代とアスキーの時代を主に述べた自分の「反省記」が本日発売になった。60歳のときに書いた「僕の履歴書」(限定出版)と、僕と大川功氏との関わり合いを書いた「ベンチャーの父大川功」(アカシックライブラリ)をベースにまとめた本である。大学の教員になってからの2000年からのここ20年は、あまりはっきりとは書けなかった。ページが足りなかったからである。死ぬまでにこの20年と今からの大学を作る期間のことを付け加えた本が今年の僕の総括本になるのであろう。8月17日に脱稿してから体の力が抜けてしまって、たいへんである。45歳までの人生の決算を64歳でしたことになる。やっとこれで新しい毎日に取り組めそうな気がしてきた。
#413 次の次の総理大臣を考える
2020-09-01
次の総理大臣は、菅さんで決まったのであろう。ワンポイントリリーフと思われているが、意外に長期政権になるのではないか。岸田さん、石破さんも期限切れで総理の芽はないだろう。河野さん、西村さん、小泉さん、と女性の競争が5年以上続くのではないか。この5年間に建設的な提案ができなければ民主党は危なくなるだろう。
#412 自分の立ち位置
2020-09-01
Twitterに次のように書かれた。せっかくの機会なのでこれの真偽について書いてみる。
===
元ASCIIの西和彦氏のサイトがあったので読んでた。いろいろ知識があられていろいろやられてるよう。
asciiの本みたいな緩めな雰囲気。
===
↑そうかも。しかし、今のASCIIは角川のASCIIで私のASCIIではない。
===
右系で、
===
↑なにのことを右というのか、わからない。確かに左ではない。しかし、右翼でもない。職業右翼は大嫌い。
===
中国、ソフトバンク、民主党は敵視気味。
===
↑アメリカ寄りなので、アメリカが中国を敵と言っているならば、中国のことを味方はしない。
↑ソフトバンクのすべてのニュースをチェックしている。いわばソフトバンクウォッチャーのひとりを自負している。孫さんに対しては同情心がいっぱい。
↑民主党については前向きな政策が一つも出てこないので、呆れ気味。
民主党よりも大嫌いなのが蓮舫。スピッツのようにキャンキャン言うだけでなにもしない議員であるとの認識。
===
政治は疎いとのことで、立場上でも与党寄り。
===
↑たしかに自民党と公明党に多数の議員の知り合いあり。
===
コンピューターに関する政治のことも又聞きだけみたい。
===
↑コンピューターに関する政治のことをウェブで発言することは国立大学法人の教員が出来ることではないと言う認識。
#411 ヒトゲノム研究の可能性
2020-08-14最近ヒトゲノムを全部読む機械のことを集中的に学ぶ機会があって、驚いたことがたくさんある。
まず、一番最初に驚いたのは、DNA、RNAによるタンパク質の合成プロセスのことだ。こんな複雑なエレガントなシステムを作ったひとは誰か、ということである。それは神様だ、という言葉で片付けてしまうのはもったいなさすぎる。
それぞれの人が自分のゲノム配列を安い値段ではやく読み出しが可能になるのはもう直ぐ時間の問題である。そのゲノムセットに対して病原菌や毒性の化学物質がどう影響を与えるのか、のシミュレーションも可能である。癌やアルツハイマーや老化などもゲノムレベルでメカニズムがわかれば世の中は大きく変わるだろう。
だからゲノム研究のための安価なスーパーコンピューターの出現が期待される。
といっても数億円はするだろう。
#410 スパコンでヒトの脳のシミュレーションはうまくいくのか
2020-08-14富岳が可能にする新しい研究テーマとしてヒトの脳のシミュレーションがある。このテーマは世界中で最先端の研究者が長い間取り組んできたことである。とりあえず線虫やとりあえずネズミやとりあえずヒトの小脳などの研究はあるが、ヒトの大脳まではまだ結論がでていない。この分野に政府のお金もでているが、規模を10倍くらいにしてもらって、日本の脳科学が世界一になるようにしてもらいたい。
#409 スパコンの未来を読む
2020-08-14ARMが中心の富岳が世界一になったが、この次はどうなるのだろうか。富岳が一番に君臨できるのは何年ぐらいか。競争相手にはインテルのCPU、AMDのCPUが考えられる。また中国にはアメリカ製のCPUは売らなくなるだろうから、中国勢はランキングから落ちるのではないか。そうすると富岳の次はアメリカになるだろう。アメリカでAMDのCPUを使った大規模システムが次のトップになる可能性が大きいのではないか。
ヨーロッパはどうか。半導体メーカーがないので難しいような気がする。
日本はどうか。富士通を追いかけている大企業はNECと日立ぐらいなものか。ベンチャーではPEZYが再挑戦をしていたり、プリファードネットワークが新しいCPUで頑張っているが、国のお金はでないような気がする。スパコンベンチャーがこれからも日本でなんとかやっていくことができないものだろうか。おそらく富岳が1位から転落した日にしかそういう記事はでないのであろう。
#408 ビジネスホテルの生き残り私案
2020-08-14ビジネスホテルを経営している人に聞いたはなし。稼働率は1ケタらしい。それも下の半分。どうしたらよいかと聞かれて、シングルルームを2つ繋いで、一部屋は寝室、もう一部屋はテレワーク室にしてベッドの代わりに大きな机とビジネス用の椅子を入れる。高速のインターネット接続を可能として、大手パソコン販売店と提携して貸し出しや販売をしたらどうかと提案しておいた。大変良いとよろこばれた。
#407 オンライン授業はこれでいいのか
2020-08-14今年の4月から須磨学園ではオンライン授業を展開してきた。入学式も始業式も終業式もオンラインでやった。週5日オンラインから、現在では週1日までいろいろなバリエーションで、実行してみた。結論は実授業とオンライン授業のハイブリッドで割合を変えてコロナに対応しながらやってみるというのがよいとわかった。あとはカメラとかマイクはパソコン内蔵のものではなく、クオリティのいいものが望ましいとわかった。今時点での唯一の心配はインターネットのオンライン授業ツールが有料化されたとき、そのお金を誰が負担するのか、ということだ。もうすぐ請求書がくるだろう。
#406 3次元プリンタの次はプリント基板プリンタ
2020-08-04東大のラボはコロナで閉鎖が続いているが、研究員は各自自宅でリモートで仕事をしている。ラボには東大ではじめてのカラーの3次元プリンタがあり、強力な試作機として活躍している。このプリンターの次に導入を検討しているのは、プリント基板を印刷するプリンタである。銀のペーストを使い、プラスチックの上に配線する。なんと10層までの多層基板もできるという。イタリア製である。ところが銀のペーストは東大発ベンチャー会社の製品だそうだ。今後に期待したい。
#405 芸術系の大学は東京であることが望ましい
2020-08-04全寮制の工科大学を小田原で作ることになった。以前勤めていたのは音楽大学である。そのメンバーとともに芸術大学も作ろうということになって、場所をどうするべきか議論した。結論は都内の電車の駅から近いところでなければならない、ということになった。実現の可能性はとても厳しいが、諦めずに努力していきたい。
#404 エンスー(クルマ狂のこと)を批判されたので
2020-08-04確かにクルマを複数台持っている。それを贅沢すぎると言ってきた人がいた。僕のことを何も知らない人だ。たしかにダイムラーとAMGとランチアとシトロエン、その他を持っている。ダイムラーは240万円、AMGは150万円、ランチアは140万円、シトロエンは300万円だった。合計しても1000万円にはならない。全部売っても500万円くらいか。しかし名車を買って、改造の方針を立て、修理して、週替わりで乗るということは、こんなに楽しい趣味はない、と思っている。電気自動車に対してどうするのか、をそろそろ決めなくてはならないので勉強中である。
#403 オーディオの研究開発の今
2020-08-04もう15年くらいオーディオに関わっている。
まずRCAのオルソン博士の作られたLC1Aというスピーカーを復刻した。素晴らしい音がしたが、スピーカーが大きすぎるということで売れなかった。
次にヤマハのB1というパワー・アンプを進化させたアンプをB1の設計者に作ってもらった。これは今でも売れている。
次にアメリカの進んだ会社からDAコンバーターモジュールを買ってきてDACを作った。オリジナルな会社の音を超えることは難しかった。アメリカの会社はすぐに次世代の商品を投入し、われわれには1世代前の部品しか売ってもらえない状況が続いた。
次に考えたのはDACとパワー・アンプの間に入れるプリアンプである。何回も試作を重ねてやっとこれならいいのかと思えるような試作品ができあがった。
次はCDトランスポートである。CDの回転絶対中心を測定してディスクを回すメカニズムを作ってディスクを再生することをやってみたが、結果が大変よかった。この方向性で開発を進めている。
CDトランスポート、DAC、プリアンプ、メインアンプが揃えば、それを発表して世の中に問いたい。長い期間をかけて学んだことはとてもたくさんあった。
#402 コロナ時代の新しいホテルのカタチ
2020-08-04コロナはなくならない段階に来たと思う。リゾートホテルはボロボロである。その中で逆に客が増えているホテルもあるそうだ。マンションタイプではなく、一戸建ての離れタイプだそうだ。ブッフェスタイルではなく、個別にお部屋で食事するタイプだそうだ。もちろんハイエンドかもしれないが、予約はずっといっぱいらしいと軽井沢で聞いた。そういえば熱海も高級志向の宿はいっぱいらしい。箱根も勝ち組と負け組がはっきりしているそうだ。コロナ時代に向けてホテルの設計も見直さなければならないだろう。
#401 ARMとNVIDIAその2
2020-08-04NVIDIAは買わないだろう、NVIDIAは買うべきではない、という論調が増えているが、NVIDIAは買うのではないかと思うようになった。
インテルは自社のグラフィックスをCPUに一体化してきたし、
AMDは、ATIを買収した。NVIDIAの時価総額はインテルを超えたと報道された。そういう会社のトップは何を考えるのであろうか。おそらくインテルとAMDに対抗してスマホのシステムチップメーカーとしての次の一手を考えるのではないか。それはARMとNVIDIAのGPUを一体化したソリューションである。3兆3000億はあまりにも大きすぎる金額であるが、現金1兆円と残りは株式で2兆5000億くらいなら、NVIDIAも出すことができるであろう。もしこれば実現すればCPUの世界はインテル、AMD、NVIDIA/ARMの時代になる。そしてインテルが廃れていく可能性が大だ。
#400 アメリカにいる中国スパイ
2020-07-28米国が中国のハイテクスパイ活動を嫌っている。領事館も閉鎖した。この問題はそれだけでは治らないだろう。中国からの留学生を全員帰国させたり、過去に行った中国人の活動をアメリカは全部暴くようなことをするのであろう。大統領候補のバイデン氏はそれをやると言っている。これがひょっとしたら国民に支持されてバイデン氏が大統領選挙で勝つかもしれない。この問題はもっともっと大きくなるだろう。
#399 コロナのワクチンの可能性
2020-07-28コロナだけに効くワクチンというのはなかなかなく、できるとしたらRNAで効くワクチンがいいのではないか。すべてのインフルエンザに対して有効になるだろう。この分野の調査をしている。
#398 ARMを買うのは誰か
2020-07-28孫さんがARMを売ろうとしている。3兆円で買ったので、売値は4兆円か。そんな値段では誰も買わないと思う。アップルはどこまでいってもスマホの会社なので、CPUまで買わないだろう。NVIDIAはGPUの会社なのでわざわざCPUの会社を買うだろうか。それもイギリスの。新株発行で株式交換なら買うかも。
なぜARMを売るのかについては、IoTの進歩が思ったより遅いからではないか。だから孫さんは嫌気がさしたのではないか。中国の会社に売ろうとしたら、イギリス政府は許さないだろう。そうするとARMでできることはIPOしかない。スマホとIoTのできることをどんどんたきつけて、5兆円ぐらいの評価価格でとりあえず、1兆円ぐらい回収するのがいいのではないか。その後インテルと合併でもさせて売り抜けるという方法もある。AMDと合併の話は不可能だろう。
#397 スマホに必要なものは交換できるバッテリー
2020-07-282年に一度スマホを買い換えるのはだんだん嫌になってきた。10,000mAhのバッテリーをつないで使っている。一日中スマホのバッテリーレベルが100%になり、夜中にバッテリーは再充電が完了する。スマホをこじ開けて、裏蓋とバッテリーを捨てて、新しい裏蓋を3次元プリンターで作り、再び一体化したらいいのではないか。バッテリーが理由でシステムを買い直させるという、一時期のソニータイマーのような姑息なやり方はユーザーの反感しか得られないのではないか。
#396 富岳はどれだけもつか
2020-07-28マスコミは誰も富岳の悪口を書かない。いいのか悪いのかについて真剣に考えてみるときがきたのではないか。私は富岳が何年間世界一を続けることができるかが、その一つのインデックスになるのではないかと思っている。アメリカが2エクサ、4エクサをやるという。富岳は何をしても1エクサにはならないだろう。NVIDIAのA100と比べると富士通のFX64は見劣りする。1000億で世界一をとる時代から100億で世界一をとる時代になるのであろう。作りもしないで生意気なことを言うといけないので、これからは発言を控えようと思う。
#395 ARMは半導体に注力、ARMのIoTは別会社で
2020-07-14ソフトバンクがARMからIoTを取り上げて別会社でやるそうだ。社内的な政治でいつまでたってもIoTの結論が出せないのを責められたのかもしれない。IoTのためにARMを買ったのではなかったか。ARMからIoTの研究開発を取り上げてどこでするのだろうか。まさか200億円投じる東京大学ではないことを祈る。私はIoTは思ったより時間がかかると言ってきた。この4年間ずーっとIoTをやってきて見てきたが、世の中の進歩はゆっくりである。ゆっくりすぎて悲しい。コンピューターやスマホの世界のテンポでは進んでいない。感覚的に4倍くらい遅いのではないか。つまりIoTは、コンピューターの世界ではなく通信やインターネットの世界のスピードで動いているような気がする。孫さんはそのスピードに待ち切れなくなったのではないか。
#394 脳プロジェクトのCPUは何を使うか?
2020-07-14富岳はARMであるが、脳の神経細胞の機能を実現させるCPUはなになのであろうか。数百のシナプス入力とニューロンから出るシナプス出力を最も効率よく学習も含めて実現するのにはどのようなアーキテクチャーが必要なのか毎日考えている。数学的には128×128くらいの行列演算機なのだろうか。ARMでも、x86でもないような気がする。100倍効率が良ければ、10億円くらいでできるかも。
#393 日本でのワクチン開発は絶望的なのか
2020-07-14ノーベル賞の偉い先生が日本でワクチンを開発すると総理大臣が言っているが、馬鹿げていると発言をされていた。ワクチンの世界とは門外漢であるので、間違っているかもしれないが、こんなことを言ったらそこで終わってしまう。最後まで可能性を否定しないでほしい。日本でワクチンの開発のプロジェクトがあるならば、投資してもいいかなと思うようになった。もし万一うまくいったらビル・ゲイツ財団に頼んでたくさん作ってもらって、世界中に配ってもらうのもいいかもしれない。なんでもできないと思ったらそれが終わりではないのか。
#392 鉄腕アトムのストーリー
2020-07-14人工知能プロジェクトの究極であるコンピュータによる人工脳のシミュレータを作ることがはじまろうとしている。これを機会に鉄腕アトムが生まれたときのエピソードを読み返してみるととても面白い。子どもの時に読んだ鉄腕アトムのストーリーが自分が生きている間に現実のものとなろうとしている。その研究開発競争に参加してみたい。
#391 インターネットのナショナリズム
2020-07-07インターネットを発明したのはアメリカである。でもインターネットは誰のものであろうか。インターネットは誰によってコントロールされるのであるかという問題がそのうち真剣に語られるようになるだろう。たとえば、サーバなどはその国になければダメという風になりつつある。ルーターについても万一のことを考えるとアメリカはアメリカ製を、イギリスはイギリス製を、日本は日本製でなければダメという時代が来るのかもしれない。インターネットの接続のトポロジーが再定義される日が来るのだろう。そこには大きなトラフィックモニタが埋め込まれるのであろう。そして全ての通信は暗号化通信になる。世も末だ。
#390 東京都知事選への怒り
2020-07-07都知事選があった。現都知事が圧倒的多数で再選された。まぁ任期が切れたから選挙は民主主義の当然の結果として行われたわけだ。空前の22人の候補者がでた。現都知事以外はみんなダメだった。しかし、あんなにダメなのにマスコミの露出は酷かった。データの残っている今こそ、マスコミを使って選挙を誘導しようとしていた人たちの分析をしっかりとやる必要があるのではないか。
カイロ大学の卒業疑惑について本まででた。この本を出すために走り回った人たちの正体
を探し出す必要がある。だれかが金を出して、それを請け負った人がいて、その金で本を書こうと決心した人がいて、その本を読んで記事を書いた人がいて、それを読んで白けた都民がいたわけだ。おそらくXX党がYY広告代理店に頼んで、ZZZが走り回ったのであろう。アホらし。みんなそんなことは想像してわかっているのではないか。67歳の知事の45年前の学歴なんて現在の知事の職務になんの関係があるのであろうか。知事が嘘をついているかどうかが、大切と思う人がいるなら、誰でも嘘はつくのではないか。この件についての事実の検証も週末のインターネット調べプロジェクトとしてやると面白いかもしれない。前の東京都知事の舛添と今の小池知事が付き合っていたという情報を当人同士は否定していない。ならば文藝春秋ぐらいが舛添と小池の対談でも企画してくれたらいいのに。私は絶対買う。読みたい。古狸と女狐のばかしあいか。
#389 富岳の上で脳モデル
2020-07-07富岳はとんでもない性能を持っているので、ソフトウェアで人間の脳のモデルを構築することが可能になった。当然理研でもその他の大学でもそういう研究が始まっている。コンピューターで脳をシミュレーションする研究競争は、これから何年で結論がでるのであろうか。私は10年もかからないと思う。いわゆるシンギュラリティを目指した競争である。研究成果の共有が行われれば、開発はさらに加速するだろう。
#388 マイケル・ホーリーを偲んで
2020-06-30MIT時代の同僚だったマイケル・ホーリー氏が亡くなった。ニューヨークタイムスもMITニュースもほかにもたくさんの人が彼の死を悲しんでいる。スティーブ・ジョブスの有名なスピーチのスピーチライターであった。世界一大きな本の著者出版者でもある。友だちが死んでこんなに悲しいことは今までになかった。大きな涙がたくさんでた。こころから彼の偉業を称え、敬意を表したいと思う。
#387 世界で一番になった富岳の陰で泣いている人
2020-06-30理研のスーパーコンピュータ「富岳」が世界一になった。開発は富士通である。この陰には代表取締役が逮捕されたPEZYという会社の挫折がある。本来ならば世界一の座はこの会社だったかもしれない。この会社が告発されるようになった過程を詳しく調べて明らかにする必要がある。誰かが検察にPEZYとその社長 齊藤元章を売ったのだ。たいへん残念である。
#386 保守を選ぶなら麻生、変化を選ぶなら石破か
2020-06-30マスコミの総叩きのせいで安倍総理大臣は衆議院解散しそうな雰囲気になってきた。東京都知事選が終わった後にコロナを見極めて決断があるかもしれない。国民が安倍退陣だけを望むなら、選挙なしで総理任期期間中に限って総理大臣を再指名すればいい。最も近いのは麻生さんか菅さんだ。解散して総選挙になると石破さんが浮かび上がってくる。安倍総理が嫌いな石破さんにしたくない場合は、若手の中から西村さん、河野さんのどちらかか。解散の時には、もっとはっきりしているだろう。オリンピックの開催が中止になったら大変。もう一年延期というところか。追加経費はすべて日本持ちで。
#385 コロナウィルスの多発地域の地価が上昇する
2020-06-23日本で東京圏、名古屋圏、京阪神圏、博多、札幌がコロナが350人以上出ている地域であるが、ここがこれから地価がさらに上昇する可能性がある場所であると思う。そのほかの地域はたとえ県庁所在地であっても、良くて横ばいなのではないか。不動産はこれから構造不況業種になるのであろう。
#384 総理大臣を囲む7人の補佐官
2020-06-23安倍総理の側近は7人いるという記事が週刊ポストにでていた。これはしっかりと分析する必要がある。総理大臣とは一人の人間のことではなく、複数の専門家の集団であると考えれば納得がいく。総理大臣機関説か。
#383 再び世界一になった日本のスパコン
2020-06-23「京」のあとを継いで9年ぶりに世界一に日本のスパコンがなった。文句なしの堂々たる一位である。理研の責任者は元東工大の松岡教授である。世界一を取ってお喜びのことと思う。よかった。
一方、2位ではダメかと文句をつけた蓮舫議員の苦しい言い訳は聞くに耐えない。作った人に敬意を表するとか言って、最近のクラウドの時代の発言に続いて意味不明である。
#382 デジタルラジオがダメだったわけはなにか
2020-06-16衛星ラジオはあるが、AM放送、FM放送に続く、デジタルのラジオ放送が未だにない。時代は移り変わってFM放送局をインターネットで提供しているRadikoというサービスはある。そうしたら、次は何なのであろうか。わたしは今一度FM放送の高品質化、広帯域化が面白いのではないか、と思ってFM放送の高品質化について研究をしている。
#381 アメリカの人種問題、日本の人種問題
2020-06-16アメリカの人種差別の根は深い。白が黒を差別する。白が黄も差別しているような気がする。とても悲しい。もちろんそうでない人もいるが、差別する人もいる。僕もレストランなどでされたことがある。
日本はどうか。黄が黄を差別している。日本人と帰化人、日本人と在日外国人。アメリカなら中国系アメリカ人、韓国系アメリカ人、アジア系アメリカ人、アフリカ系アメリカ人などとはっきり言うが、日本ではタブーのようだ。国会議員を韓国系日本人、朝鮮系日本人、台湾系日本人、中国系日本人、と誰かがはっきり区別して公表したら日本はどうなるのだろう。政治に興味のない私でも、興味がある。
#380 6Gをやろうと言っている人たち
2020-06-165Gが今からなのに、もう6Gをやろうとしている人たちがいる。呆れてものが言えない。研究者とはこういうものなのだろうか。
#379 孫さんの赤字
2020-06-16孫さんがとんでもない赤字をだすそうだ。しかしこれはファンドの投資の評価損であって、アリババの株を売ってチャラにするようだ。結局世間的には格好悪いことになったが益も損も、孫さんのポケットの中で回っているわけで、どうってことはないようだ。そうすれば今回の真の意図は国税庁対ソフトバンクグループの節税の戦いで国税の追及を振り切るための猿芝居なのではないかと考えたくなる。もちろん負けたのは国税である。買ったのは孫さんだが、孫さんは名誉を落とした。しかしざまぁみろと笑っているのではないか。
#378 最近の建築プロジェクト
2020-06-1620ftのコンテナをベースにお風呂モジュール、寝室モジュール、リビングモジュール、ダイニングモジュールなどを設計制作中である。クレーンのついたトラックで景色のいいところに持っていって、簡単に別荘が設置できる。あと温水冷水の給水システム、汚水の処理システム、低騒音の発電機などのライフサポートシステムも設計中である。どこかに別荘を立てたり、リゾートマンションを買うよりコンテナ5本をトラックで持ち歩いて、日本国中の絶景の近くに、土地を借りて1年ごとに住み替えるのも楽しいかもしれない。またこれを使って期間限定のリゾートホテルをつくるもの面白いかもしれない。
今までコンテナハウスやプレハブハウスは、安かろう悪かろうだったが、まともなデザインで全てを仕切り直しすることが面白いのではないかと考えている。長いこと飛行機にばっかり乗っていた自分としては、飛行機の究極がプライベートジェットだとするならば、それを同じクオリティの箱があれば、結構イけるのではないかと思う。
#377 最近の改造車
2020-06-16フェラーリ308のエンジンを載せたランチアテーマ832というクルマがある。中古で安く買って改造している。エンジンを308の3000ccから328の3200ccに変えて、足回りをフェラーリの純正品で固めて、ラジエーターグリルは328の中古品をはめ、跳ね馬マークなどをあしらってランチアなのにフェラーリにした。フェラーリを買うより安くて楽しい。クランクシャフトを90度回転にするか、180度回転にするかで、音が変わるので最終的にどうするか迷っている。ラジエーターも2倍の大きさにして夏にオーバーヒートしないようにした。
次の改造車のターゲットは、ダイムラーのDS420というボロリムジンがあるが、V8の4000ccが載っている。ヘニャヘニャのエンジンでとてもダメなので、こいつをダイムラーのW6のエンジン6500ccに載せ替えようと思っている。これが実現すればすごい車になると思う。
それと電気自動車関係では、テスラのチューンアップをやってみたい。
#376 次の中学高校は
2020-06-16神戸の須磨学園でこの20年間共学の中高一貫進学校を作ってきた。かなりの進学実績も出て、さらに2つ目の中学高校をはじめるなど新しい展開もはじめた。
次はなにか。天才少年少女を対象にした能力開発の中学高校とインターネットを使った通信制の高等学校を考えたいと思っている。これを須磨学園の100周年記念事業にしたい。
#375 ビル・ゲイツ「ワクチンなしに日常は戻らない」
2020-06-112020年の7月号の文藝春秋にビル・ゲイツの記事の翻訳が載っている。大変素晴らしい記事で一読をお勧めしたい。内容は複数個のワクチンの開発に協力する、たとえ二つぐらいしか残らなくても、数千億円が無駄になっても自分はやるという決意表明である。とても素晴らしい。ノーベル医学賞かノーべル平和賞どちらをもらうのだろうか。
#374 オンライン教育を考える
2020-06-11須磨学園でオンライン教育を推進している。最初は100パーセントオンラインにしていたが、緊急事態が解除されるにつけて出席日を週一日、週二日、週三日、週四日と、増やしていくことにした。最終的には週四日学校、週一日オンラインで8月末までやってみることにした。オンラインを週一日残すのはせっかく慣れたオンライン教育の習熟を維持したいからである。それによって今後のコロナがどうなっても弾力的に対応できるようにしていきたい。
#373 蓮舫議員の発言にまたまたビックリ
2020-06-11スパコンは2位ではダメか、と蓮舫議員が発言したときにイスから転げ落ちたことがあった。今回また参議院の予算委員会中継を見て、イスから転げ落ちました。発言内容は「サーバーは増やすんじゃなくて、時代はもうクラウドなんです。」蓮舫議員はサーバーとクラウドの関係をわかっていないのではないか。容量さえ注文すればクラウドならすぐに注文が通ると思っているのではないか。クラウドの中でサーバーを増設することが実際行われることなので、議員の発言はなにかおかしい。今回も歴史に残る迷言となるだろう。
古い話になるが、蓮舫議員の多重国籍問題について思い返して考えてみた。直接関係のないものの妄想ととっていただいて結構だが、実態は4重国籍の可能性があるのではないか。蓮舫議員の父は台湾籍である。よって蓮舫議員は台湾のパスポートを持っている。蓮舫議員の母はひょっとしたら韓国からの帰化人である。よって蓮舫議員は韓国のパスポートも持っていた可能性がある。しかし母親の日本帰化にともなって、日本のパスポートも手に入れた。蓮舫議員の双子の子どもは北京生まれである。父親は公表されていないが、もし父親が中国人であれば、当然生まれた子どもの国籍は父親の国籍である中国と母親の国籍の日本になるだろう。中国の国籍を持つ子どもの母親が中国のパスポート、中国の国籍を欲しいと言った場合中国は国籍を与えるのだろうか。ここのところを精査してみる必要がある。都合合計台湾、韓国、日本、中国のパスポートをお持ちの可能性が考えられる。一般人では蓮舫議員の戸籍謄本をとることはできないが、弁護士資格を持つ者であれば可能である。蓮舫議員の今までの発言はここのところを上手に避けてきているような気がする。
こういう事態においてもほとんどイカれている東京新聞の女記者と、競うように内閣いじめ質問を連発する蓮舫議員は、内閣と握って視聴者のガス抜きをするエージェントなのかと深読みをしてしまう僕はおかしいだろうか。
#372 コロナ中にしたこと
2020-05-26コロナでほとんど休みになる中、なにもしないでゴロゴロしている日が多かった。自分は何をしたかというと、蔵書の整理、書類の整理、ファイルの整理、ホームページの整理など自分が日常使っている情報を再編成した。それによって、未来はゼロから新しく作るわけではなく、自分のリソースの整理と再構築にもあるのだと、普段見逃してきた可能性について最注目できて驚いている。少しずつ調整することによって全体がピントがあってぴったりしたような感じになる。それがとてもうれしい。
#371 一連のコロナの感想と対策
2020-05-26緊急事態が解除されてとてもうれしい。しかし、第2弾第3弾、第4弾は必ずくるだろう。究極は全員が抗体を持つまで気を緩めてはならない。抗体を持つにはかかって治るか、ワクチンを摂取するしか方法はない。これを真剣に考えるべきではないか。それまではなるべく感染しないような万全な配慮を継続して行うしか方法はないのではないか。毎日体温と脈拍とSPO2などのバイタルサインを記録するようになった。体温が少しでも高いと感染したのかとビクビクしている。あといつ死んでもいいように遺書を書き始めた。新しいショッキングな経験である。来月に入ったら捨てるものは捨てよう。ホスティングサービスの会社に100年契約でもして、自分が生きていた証を残したいとも思う。そんなことしてもたった100年しか残らないので結局は無意味かもしれない。
#370 オンライン授業を約2ヶ月やった感想
2020-05-26学園長をしている須磨学園でコロナのため4月の入学式から今週も含めてずーっとオンライン授業をやってきた。その結果と感想やアンケートについてはちゃんとまとめて発表しなければならないと思っているが、取り合えずクイックな感想をのべたいと思う。
インターネットの授業はたいへん便利だ。一番のメリットは通学時間が節約できるといったところか。一番のデメリットは未完成な機械による肉体の疲労がかなりある、ということだ。またパソコンのスクリーンに対する異常な集中とカメラでいつも監視されているという心理的な不安も大きい。これらを上手に取り除いて使い易いオンライン授業システムを実践していきたい。教育の未来は学校の対面授業とオンライン授業のハイブリッドになるのではないだろうか。
#369 大学は9月始まりに、小中高は4月のままで
2020-05-26コロナのせいで2ヶ月間授業ができなかった。大学は前期は全部オンラインである。キャンバスにも立ち入り禁止である。究極の自己責任。今週から小中高は登校が開始された。2ヶ月の遅れなんて来年の4月までに夏休みや冬休みや春休みを削って取り返せというお上のご意向を強く感じる。しかし大学4年間の世界は違ったようになるのではないか。4月だけでなく9月入学もありになって、大学に進学する生徒は全員6ヶ月の自由時間がモテるようになるのがよいのではないか。浪人みたいなものだ。浪人時代は辛かったけれど意味があったと思う。4月か9月かという議論が高まっているなかで、両方を考えた案になればいいのにと思う。
#368 コロナによりコラム自粛
2020-05-12別にコロナにかかっているわけではないが、この国難を考えると、とりあえずコロナ対策に集中しています。非常事態宣言解除の暁には再開させていただきます。
#367 ビル・ゲイツ、マイクロソフト役員退任に思う
2020-03-24ビル・ゲイツがマイクロソフトの役員を退任した。インターネットに山ほどいろんな人がいろんなことを書いている。私はこの判断はマイクロソフト社長のナディアをビル・ゲイツが信頼しているからとった行動だと思う。ナディアに任せればマイクロソフトは大丈夫と思ったのではないだろうか。誰にも仕事を任せることができないS氏より、ビル・ゲイツの方がはるかに幸せな人だ。そう考えると今から二十年前にアスキーの社長を退任せざるを得なかったことは、実は、当時の最高の判断だったということができるのではないかと、ふと思った。こんなことをいうと「馬鹿野郎」という人が必ずいるだろう。
#366 ボロベンツの化粧直し
2020-03-242002年のAMG C32というボロベンツに乗っている。これがよく走るクルマで時々壊れるが修理をすれば必ず調子がよくなる。今まで走ることだけを考えていたがこの度フロントグリルとフロントランプを新しいデザインのものに取り替えた。みてくれはボロベンツではなく、最近のベンツような気がして、なにかとてもうれしくなった。私はクルマの二大要素はエンジンと足回りと、クルマのデザインと思っている。それを実感している。
ロールスロイスのSUV「カリナン」が売れているそうだ。1台約4500万円。とても買えない。同じお金があるならば中古のロールスロイスを10台買う方が楽しいかも。最近カリナンもどきもでた。ロールスロイスのフロントグリルとライトをトヨタの1BOXカーにつけたものが約100万アップで出ていた。後ろのロゴはトヨタのクルクルマークがついていて笑った。僕はとても買わないが、カリナンよりも上のレベルのリムジンとしてこんな感じのクルマがファントム9になればいいのにと思っている。もちろん12気筒でファントム3の伝統を受け継ぎ、ファントム6、7、8の流れを汲む正統な最高級リムジンとしての企画である。
#365 死ぬかもしれないという気持ち
2020-03-24糖尿病なのでコロナにかかったら死ぬといわれている。だから健康には気をつけている。そういう気持ちになっているので毎日の生活の中で本当に大切なことだけを考えて生きている。だから毎日が楽しい。究極の利己主義かもしれない。まだまだし残したことがありすぎて、このままでは死んでも死にきれない。せめて今までの活動の集大成をしたいものだ。
#364 パソコン博物館、ゲーム博物館構想
2020-03-24私のパソコンのコレクションとゲームのコレクションを全部集めた博物館をつくることになった。来年の4月にはオープンしたい。場所は交渉中。おそらく年内には決まるだろう。
#363 フルWindowsスマホ 完成
2020-03-24フルWindowsが動くスマホの試作品が完成した。現在商品化の検討中。使い勝手はなかなかよく、10万円以下の価格帯で発売になればいいのに。Surface Duoを半分にしたような感じ。
#362 コロナで変わる会社、大学
2020-03-24今まで在宅勤務は本気で取り組まれてきたかといえば、本気でなかったが、コロナの影響で世界的に在宅勤務が注目されて取り組まれていくような感じである。パソコンとインターネットアクセス機器とを持ってノマドをやっている人は多かったが、それはあくまで一人で独立して移動オフィスをやっているみたいなもので、フリーランスの世界のことであったが、今回の在宅勤務は電話会議とグループウェアを中心とした分散会社システムのことであるので、社会が根本的に変わるような気がする。これによって真の意味でのグローバルカンパニーが登場するのではないだろうか。
東京大学は4月からの講義を全面的に遠隔教育システムに移行する。ZOOMというシステムが便利なのでそれを利用する。来年の4月からの出来具合にもよるが、マーケットシェアはおそらく100%になるのであろう。遠隔教育システムを自前で作っていたのに、がっかり。方針をZOOMをいかによくするかに変更した。
#361 Googleニュースと5ちゃんねるの2NN
2020-02-26ブラウザを開くときの最初の画面はずっとGoogleニュースだった。ところが最近それを5chのまとめエンジンである2NNにかえた。なぜか。Googleニュースのパーソナライズされたニュースより、生のウェブが伝わる2NNの方がよいと思うようになった。毎日それぞれの個人にパーソナル化されたコンテンツを見ていると、何かおかしいと思うようになったからである。新聞社各社の役割はそのアジェンダ機能にあると思う。なにが重要でなにが意味がないかがそれぞれのメディアの本質であり、それをメディアのアジェンダ機能という。その意味で、産経と日経と読売と毎日と朝日を比べて読んでみていとても面白い。インターネットのニュースサイトで注目に値するのは思ったより少ない。ほとんどが再配信サイトだ。でも、再配信サイトの方がポピュラーな存在で困ったことだ。役割の分担と考えるしかない。
#360 コロナウィルスから身を守る方法
2020-02-26身体に入ってくるウィルスから身を守る方法は、1番はマスクだろうと思う。2番目はエアマスクがよいのではないか。エアマスクとは 胸に刺すサインペンのようなクレベリンのパッケージである。この二つを外出の時にはしている。
#359 名誉毀損裁判判決確定
2020-02-26安原伸被告に対する民事の名誉毀損の損害賠償裁判は、安原が負け、なおかつ控訴を断念したので、判決が確定した。次は認められた損害賠償を請求することになるが安原が払うかどうかはわからない。刑事裁判でも有罪罰金、民事裁判でも有罪損害賠償。かなり長い期間であったがやっとここまできた。もう少し。
#358 コロナウィルスについての感想
2020-02-26全日本的にすべてのことが自粛ムードになって、おそらく3月は最低でも2週間、最悪では4週間日本の経済活動が停止することになる気がする。年末年始を思い出せばよい。飲食業や旅館ホテル業だけでなくほとんどの企業が影響を受けるだろう。仕事の形態もインターネットを使った在宅勤務がはじめて一般的にみとめられるようになるだろう。多地点テレビ会議が当たり前になる。
コロナにかかってもかかったことを意識せずに治ってしまう人も多くなるであろう。どこの国の統計を信じれば良いのかまったく疑問だ。すでに日本で1万人以上がかかっているという人もいる。インドは感染者がいないというが、スパイスの強いカレーを食べているからだろうか。インターネットの時代で誰でも発信できるので、なんでも言い放題である。こういう時代のリーダーとは力を持った人のことではなく、知恵を持った人なのだとつくづく思う。
#357 日本のIoTの最大のキラーアプリとは
2020-02-13IoT各社がヘトヘトになりながらユーザーを追い求めている中で、順調にユーザーを増やしている会社のことはあまり知られていない。2019年12月でなんと60万台売れたそうだ。1社だけが9割のシェアを持ち、ヒット商品になっていることを見るにつけても、なぜこのような商品を他社はつくれなかったのか。我々は思いつかなかったのか。情けない。
#356 明浄学院問題
2020-02-13大阪地検特捜部は21億円に関して逮捕者を6人出したが、暗号通貨の1億円に関しては不起訴とするということにしたと発表した。証拠が集まらなかったということらしい。残念である。それに加えてあらたに理事長の就任を含む経営権の譲渡で3億円のお金が個人に支払われているみたいだ。この件はどうなるのかが、注目される。新聞各社がほっておくはずがないのに。
#355 国民総背番号制度は悪なのか
2020-02-13国民総背番号制度は悪だと言われて久しい。個人情報保護も厳しさを増している。しかし便利になることの方が多いのでもう一度積極的に進めるべきではないか。
例えば本当の番号は誰にも公開せず、その番号を元にして用途別に違う番号を発行して、それぞれが使うというのがいいのではないか。そうしているうちに企業が勝手に紐付けをするかもしれないが、それは個人の同意をいちいち得ながら進めていくべきであろう。3つの病院にかかっていても診察券番号は違っているのでデータベース的には同姓同名の人が3人いることになっている。漢字名、よみがな、生年月日、性別ぐらいで1億何千万人を区別することはできるのではないか。
#354 QRコードの脆弱性
2020-02-13知り合いの天才博士から聞いた話。電子決済に使われているQRコードは日本電装が発明し、世界中にタダで使える様にしてきた日本発の大ヒットであるが、ここのところこのQRコードを改ざんしてお金をくすねようとする試みがあるそうだ。驚いたことに10回中10回でなく、10回中1回ぐらいの確率でパクることもでき、それであるなら金額が少額なのでなかなか見つからないのではないか。
情報社会の重要なインフラになっているQRコードをさらに安全なものにし、容量を増やすような開発が待たれる。
#353 AMDのマルチコアCPUについて
2020-02-13AMDがとうとう64CPUを搭載したチップ3990xを発売した。3990ドルだそうだ。日本では約50万円。このチップの計算パワーは1CPUの64倍なのであろうか。それを正確に表現したインターネットの記事がない。1,2,4,8,16,32,64とCPUの数が増えていけば計算力も増えていくのかといえばそうはならない。増えていくに従ってCPU同士の通信やメモリアクセスがぶつかり合い、効率が落ちるみたいだ。ここのところを研究して改良することが面白いのではないかと思っている。
#352 コロナウィルスに学ぶ
2020-02-13ロシアの検疫体制が進んでいてロシアへのコロナウィルスの汚染が止められているということだ。日本をはじめ各国の対応を詳しく研究して次のウィルスの蔓延に備える必要があるみたいだ。日本はチャーター機を飛ばしたりして、日本政府は努力をされている様だが、ロシアやアメリカ、英連邦各国の方が徹底している様な気がする。今までの長い歴史のおかげなのだろうか。
#351 LマウントフルサイズFOVEON延期の発表を聞いて
2020-02-13シグマが2019年に発売するといったフルサイズのFOVEONセンサーでLマウントカメラの発売を2020年中に発売するといっていたが、それを2020年中には発売できないとのこと。がっかりした。待っていたのに。フルサイズのセンサーを量産できないそうだ。1台300万円でもほしいのに。とりあえず今動いているdp用の小さなセンサーのLマウントでも発売してほしい。dp0からdp3まで全機種揃えて使えというのか。僕はFOVEONとライカのレンズを組み合わせたカメラがほしいのだ。
#350 これからのAIに必要な機能
2020-02-04AIの記事を見るたびに、今のAIに欠けているものはなにかと考える。それはAIシステムが学んだ知性、知能を人にわかる形にして出力する機能ではないかと思う。それがなければAIシステムはブラックボックスになって、作った人がいなくなってしまったときにどうしようもならない。知性や知識や知恵といったものがどのような構造になっているのかに大変興味がある。これまで知恵のことを構造化された知識といい、知識のことを実証された情報といい、情報には情報原料、情報材料、分析情報があると言ってきたが、それらの定義を人工知能の知のアーキテクチャも加えて修正再編成しなければならないときにきていると思う。
#349 成田と羽田の未来
2020-02-04成田空港は2本の滑走路を3本にするそうだ。羽田空港は離発着のコースを変更して離発着の回数を増やすことにするそうだ。でも利用者としてみていると長期計画がはっきりしない。
日本の関東圏にはもう一つぐらい大きな空港が必要なのではないか。成田と羽田に加えて、米軍横田基地を米軍と民間航空機で共同使用して、都内から鉄道と高速道路でアクセスできるようにするのがいいのではないかと思う。あとは羽田の埋め立て拡張、成田の土地買い増しによる拡張も同時に考えてもいいのではないか。ロンドンやパリ、ニューヨークに行くたびに東京の貧弱な空港のことを思ってなんとかしなければならないのでないかと疑問に思う。
#348 定年まであと2年
2020-02-04IoTメディアラボの仕事はあと2年となった。これまでの3年間はあっという間に過ぎてしまった。結果を出す様にと上から言われている。やらなくてはならない。とりあえず3月の年次総会でのまとめに注力したいと思う。去年まではうちうちの発表会であったが、今年は対外的に発表会をしてもいいかなと思っている。
#347 IoTの通信インフラは何?
2020-02-04IoTの研究をはじめて3年以上になるが、IoT機器とクラウドを繋ぐ通信についてかなり見えてきた。まず現在の4G通信の欠点がわかった。電池の持ちが短すぎることである。よって低消費電力のLPWAが必ず必要となる。LPWAには数種類あって、何が主流になるかはまだわからない。単勝馬券を全部買うという方式しか勝つことはできないのではないか。アプリケーションや国によって勝馬は変わるような気がする。
5Gを使ったIoTがいろいろと言われているが、マスコミが騒ぐようにスムーズにいくのだろうか。疑問を感じる。
6Gをどうするのか、という専門家の懇談会がはじまった。トップは東大総長であるので、発言に気をつけなければならないが、6Gのやって来る10年後には関わった人たちは誰も生きていなかったりして。。。
中国とアメリカの戦いになるのであろうか。そこにヨーロッパとインドと日本がどのように関与するのかが興味深い。日本の国策として6Gで主導権を握るようにという政府の太っ腹な予算措置が必要なのではないだろうか。
#346 次世代MSXのCPUは64bit
2020-02-04次世代MSXを東大で作っている。CPUはZ80、R800、64bitのARMにした。当初32bitのARMであったが、ソフトウェアを担当する人たちから64bitにした方がよいというリクエストがあったので変更した。64bitのARMで動くOSはLinuxである。CとPythonとLISPが使える様になる。詳しくは夏頃。
#345 名誉毀損事件は私の勝ち
2020-02-04安原伸による名誉毀損事件は1月の末に判決が出てこちらが勝訴した。慰謝料を求めた民事事件であるので、安原が納得しないのであれば控訴するだろう。しかし既に安原は刑事事件で有罪、罰金になっているので民事で控訴しても慰謝料の金額が変わるぐらいのものであろう。随分長い判決文章であったので、たいへんな量の仕事だったのだろう。裁判の終わりに強く和解を勧められた。和解の書類は数ページなのだそうだ。
#344 コロナウィルス報道を分析して
2020-02-04WHOの発表を見ていると明らかに中国政府に対して配慮した発言が目立つ。まぁ仕方がないのだろうが、読んでいる人にもわかる様な発言であるのでその部分を割り引いて理解できるのでありがたい。こういうのを国際社会における大人の対応というのだろう。
それ以外の学術的な発表に関しては世界で一番信用できそうだ。ワクチンを作るプロセスがよくわかってありがたい。そのうちワクチンが発見されたり、作られたり、するのであろう。それまでは海外出張を含めて静かにしておかなくてはならない。
#343 長距離長時間ドローンのための発電機
2020-01-29ロータリーエンジン2ローターで大変コンパクトなガソリンや軽油で動く発電機の設計をはじめた。これを使えば二人乗りの電気式VTOLが作れそうな気がする。ということでロータリーエンジンの勉強をしている。読めば読むほど素晴らしいものだとわかってこれを開発してきた人たちに敬意を表したい。
#342 8Kのテレビの驚くべき値段
2020-01-29今さっき見たインターネットのオークションで8Kのテレビが10万円だった。2Kが2万円、4Kが4万円、8Kが8万円になるのであろうか。昔4Kは安くなると書いたら、「4Kはリスクが高い、展望の見えない計画だ。総務省が旗を振るのは疑問だ。それでも家電メーカは追随するのだろうか。」と書いた人がいた。当然反論したが今はどうだ。しかしそれすら吹っ飛ばして、8Kが中古ではあるがこんなに安くなってしまったことに驚きを隠せない。かくなる上はDVDを8Kにアップコンバージョンする半導体を作るしかないと思っている。
#341 Flight Rader 24
2020-01-29今日は朝から羽田の近くを飛んでいる飛行機を観察していた。中国武漢から帰ってくる全日空機を探しながら1時間ぐらいみていた。気がついたことが2つ。
一つ目。米軍のヘリコプターはここには出てこない。
二つ目。将来的にドローンもここに表示させるべきだと思う。
#340 須磨学園夙川中学校の入試倍率について
2020-01-29新規開校二回目の入学試験があった。口コミの評判がよくて、80名の募集に対して900人以上が受験し、去年の偏差値は50であったが今年の偏差値は58になった。ありがたいことである。一生懸命運営にあたっていきたい。
#339 孫さんの東大への200億円
2020-01-29全学に孫さんのファンドに応募するならちゃんと提案を出すように、という御触れがきた。とりあえず応募したが、先は険しいような気がする。
#338 日産ルノーその後
2020-01-29毎日新聞の経済プレミアに面白い記事が出ていた、1月25日付で、『「ゴーン劇場」で見え隠れする仏政府との深い因縁』というのがあった。この記事は大変よく書けており、驚いている。
#337 コロナウィルスの論点
2020-01-29インターネットの情報で勝手なことを言う人が多すぎる、というのが私の感想。しかし論点としては何だろうかと考えてみた。
その1。発表された感染者と死者の数は実数の何分の1なのかが興味深い。10〜1000の間のどこかだろう。そのうち頭の賢い誰かが必ず記事にするだろう。それを待っている。
その2。コロナウィルスに関して最も信用できる正確な情報はどこにあるのだろうか。私はWHO(世界保健機関)のウェブサイトでないかと思っている。
#336 アマゾンよりもインドがしなければならないこと
2020-01-18ベゾスがインドに行ってアマゾンをインドで始めようとしている。確かに先見性に富んだ素晴らしい発想なのかもしれないが、インドがアマゾンよりも可及的に対応しなければならないことがある。それはインドのフードチェーン、つまり食料品の物流ネットワークを効率化することではないか。13億人をどういうふうにして食べさせていくのか。ある調査によると食糧の約3分の1が流通過程において腐っているそうだ。この破損率を1割以下にすることによって、あと50%以上の食糧問題は解決し、10年ぐらい先までの食料問題は解決する食糧の効率のいい物流をどうするかが終わってからがアマゾンの出番ではないか。もしアマゾンがインドの食糧流通をなんとかしようとしているのであればアマゾンの株は暴騰するであろう。
#335 電気自動車の競争の会社は?
2020-01-18世界ではアメリカのテスラ、アップル、GM、フォード。ヨーロッパのアウディ、フォルクスワーゲン、ルノー。中国の各社。日本はトヨタグループと日産。これらの会社間の競争がこれからも続く。その中で弱ってきた企業を孫さんが買収してテスラのような企業をやりそうな気がする。
#334 情報系大学の未来を考える
2020-01-18一昔前日本のコンピューター研究の中心は東京大学と京都大学であったような気がする。また日本の電気通信の研究の中心は早稲田大学と電気通信大学であったような気がする。もちろんNTTや日電、富士通、日立などの企業も研究開発にしのぎを削っていた。
インターネットの時代になって、慶應大学がインターネットで伸びてきたことを疑う人は誰もいない。インターネットの次にIoTとAIと自動運転の時代になったときに伸びるのはどの大学であろうか。大学の姿勢とそれぞれの研究者の元気度を調べて予測してみたい。
同時に必要なことは大学と企業との連携であろう。ソフトバンクが東京大学に200億円10年間で出すということは大きなインパクトになるだろう。京大や早稲田や慶應がどの企業と組むのか興味深い。
#333 村井純教授慶應大学退任
2020-01-18慶應大学は65歳が定年のようで、インターネットの第一人者である村井純教授は慶應大学を退任されるようだ。東京大学の坂村健教授は65歳で東洋大学の学部長になられた。村井教授はすでに学部長なので、次は学長しかない。大手理工系大学の学長になられるのであろうか。慶應の常務理事、学部長を経験した著名人が学長になるとしたら、その大学の名前は限られてくる。村井教授の一族は教育者が多いそうで、今からベンチャービジネスや大企業に就職というのはなさそうだ。
#332 国家の発行する暗号資産
2020-01-18中国がデジタル元を発行するという。当然アメリカはデジタルドル、ヨーロッパはデジタルユーロを考えているだろう。これらのゆくえが興味深い。アメリカのシナリオはまず中国のデジタル元を潰して、その後ヨーロッパに経済破綻を起こして、それからゆっくり全世界に通用する唯一の電子通貨を発行するのではないだろうか。21世紀のデジタルゴールドというのが予想されるところか。
#331 テスラとアップルの合併?
2020-01-18お金が唸るほどあるアップルがテスラを買収して、イーロンマスクが
アップルの社長になったらいいのに、と思ったことがある。それをきっかけにテスラのことを調べたらテスラは電気自動車の会社というよりも、リチウム電池の材料の鉱山に対する投資とスペースXという宇宙航空機会社になっていることがわかった。これだから株価はどんどんこれからも上昇するだろうと思う。だからアップルに買収されるよりも、独立を選ぶのではないか。
#330 ゴーン問題の本質を考える
2020-01-18河村建夫・元官房長官によれば、安倍首相は「本来、日産のなかで片付けてもらいたかった」と語ったそうだ。この発言から勝手に想像すると、ゴーンの問題はルノーと日産の問題ではなく、フランス政府が日産をどうするのかということになっているのではないか。つまりゴーンは日産の社長だったけれど、辞めさせられる直前はフランス政府の意図を受けて、ルノーが日産を完全子会社にするために動いていたのではないか。だからそれに反発した日産がルノーを辞めさせるためにゴーンを切ったということではないか。マクロン大統領が産業大臣のときにゴーンとそう言う話をしたのがきっかけだろう。だからゴーンはマクロン大統領に雇われたのだろう。フランス大統領選挙を睨んで日産に嫌気をさしたフランスは日産の株式を高く売るということしか解決策はないのではないか。株価はゴーンが辞めたの日産の株価が適当であろう。計算すると約2兆円になる。日産の43%の株式を誰が買うのであろうか。考えてみるだけでもワクワクする。日産本体が買い戻したいということになろうが、2兆円も借金をすると日産はボロボロの会社になってしまう。日本の会社とアメリカの会社とが候補になるだろう。フランスはアメリカに売るより日本に売ってくれることを望みたい。
#329 情報伝達の速さと確度
2020-01-06最近巻き込まれた大阪の刑事事件では6人の逮捕者がでた。もうすぐ追加で再逮捕や追加逮捕が出るだろう。大阪地検特捜部のご活躍に敬意を表したいと思う。
こういう事件に巻き込まれてニュースの原点とそれが新聞やテレビやネットでどう報道されていくのかをリアルタイムに経験することができたので振り返ってみたい。
第一に感じることであるが、インターネットのニュースは1日から数日遅れる。
第二に、サーチエンジンはニュースは数時間と早いが、特定のメディアだけであり、一般のウェブについては一週間以上遅れる。
第三に、ウェブのキーワード検索で一番早いのは、ツイッターの検索である。ツイッターの検索で探せばほぼリアルタイムで記事が見つかる。
第四に、オリジナルな報道を再配信しているメディアが多すぎる。逆にオリジナルな報道をしているメディアは注目に値する。お金を払っても読むべき。ほとんどが新聞。テレビは放送内容が瞬間的に消えてしまうので、Youtubeなどと採算度外視で連携をもっと進めるほうがよいのではないかと思われる。
#328 ゴーン脱出に思う
2020-01-06 ゴーンがプライベートジェットで逃げた。ゴーンを捕まえた検察も弁護団も誰一人としてプライベートジェットに乗ったことがないのではないか。ぜひ関係者で現場検証をするべきではないか。また、プライベートジェットに乗ったことがあり、牢屋に入ったことがある人しか本件にまともなコメントはできないのではないか。ホリエモンの言うことを聞こう。
#327 我々はマイクロソフトなしで生きていけるのか
2020-01-06ヨーロッパの欧州原子核研究機構がマイクロソフトのソフトウェアを割り引いてもらっていたのに最近値上げされて怒っている。MALT(Microsoft ALTernative)というプロジェクトを立ち上げたみたいである。マイクロソフトはCERNがアカデミックな組織ではないということで値上げしたみたい。そして、ただ単に値段が高いだけでそれに替わるソフトウェアを作ろうというのはいかがなものか。
マイクロソフトに払うロイヤリティの範囲で、CERNが定員10人でもいいので大学・大学院を作ればこの問題は解決するのではないか。
#326 総務省元局長が実名告発してもよいのか
2020-01-06ふるさと納税をめぐって総務省の自治税務局長(当時)が週刊文春でそのプロセスを話している。高級官僚には守秘義務というのはないのか。内閣官房長官と総務省局長との会話は国家機密ではないのか、疑問を感じる。
#326 フランスはいかなる場所、いかなる状況においても死刑に反対???
2020-01-062019年12月27日に、中国人死刑囚に対して死刑が日本で執行された。これに対して東京のフランス大使館は「中国人死刑囚1人の刑が今日執行されました。フランスはヨーロッパ連合のパートナー諸国と同様に、いかなる場所、いかなる状況においても死刑に反対しています。不公平、非人道的かつ犯罪抑止効果がないこの懲罰の世界的な廃止を呼びかけます。」
フランス共和国の原点であるフランス革命の1792年から1981年まで使用されたギロチンはなんであったのかを説明してほしい。「一発で首をはねるのは苦痛を和らげるため」と言っていたみたいであるが、それがフランスの博愛主義なのであろうか。
政治には矛盾がつきものかもしれない。フランスが大切と思う「自由」「平等」「博愛」がある。なのにフランスは人を二つに分ける勲章制度を持っている。レジオンドヌール勲章を1802年に作ったときに市民の平等の原則に対してナポレオンは「それでも勲章は必要」と言った。
死刑反対というなら、ナポレオンのような説明をマクロンフランス大統領はするべきではないか。
#325 中国のデジタル人民元の可能性
2020-01-06中国が仮想通貨を発行しようとしているらしい。当然ドルやユーロに対して、自分がコントロールできる国際通貨としてのデジタル人民元を打ち出してくるのであろう。アメリカやEUがどうするのかということと、中国がどういう形でデジタル人民元をうちあげるのかが注目される。
デジタル人民元の一番重要な部分はその価格の安定であろう。アメリカとEUとの話し合いの中でこの点において意見の一致があれば、デジタル人民元は成功するだろう。それが決裂したならば、デジタル人民元はビットコインのように乱高下し、その隙にデジタルドルが世界の主流になるだろう。もちろんアメリカはそれを狙っているだろう。世界で瞬間的に通用するデジタル貨幣の発行権はどの国が持つのかという静かな競争がはじまっている。第一幕のテーマは「安定した通貨であること」ではないか。
#324 イギリスのEU離脱に思う
2020-01-06国民投票までしてイギリスはEUを離脱することになった。この意味を考えてみた。年末に過去の記事を読みながら1992年のジョージ・ソロスのことを思い出した。彼のおかげでイングランド銀行はボロボロになり、ポンドはユーロと分けておくのがいいということになった。確かにそうすることによって、イギリスはEU統合のメリットを受けながら独立したポジションを確保した。
ブレグジッドもポンドの独立のようにイギリスの国家としての独立をEUのメリットを最大限に受けながら、万一の時のリスクを切り離すためと考えるのはうがった見方であろうか。私はアメリカとイギリスが共同してドイツを経済的に叩こうという動きを感じる。ドイツ銀行はボロボロだし、フォルクスワーゲングループも中国でボロ儲けしたけれど、それを忌々しいとアメリカは思っているのではないか。
#323 今年の株価について
2020-01-06大統領選が終わる11月までは株式の暴落は起きないだろう。アメリカが全力をあげてサポートするだろう。よって土地も大丈夫だろう。日本はオリンピックが終わって土地が下がるといわれてきたが選挙が終わるまで持つかも。しかし今度下がり始めたらかなりやばいことになりそうだ。
#322 トランプは再選されると確信
2020-01-06トランプ大統領関連のいろいろな報道を年末にチェックしてみた。大統領弾劾の手続きやら11月の選挙のことがいろいろとうるさいが、ホワイトハウスの様子の写ったビデオクリップの中に、マルチポイントのテレビ会議の様子があった。完全に暗号化されたマルチポイントのテレビ会議の相手は誰だろうかと一生懸命拡大して分析した。私の予想は半分はペンタゴンの軍人。あとは国務省とそれぞれ。このそれぞれが何を意味するのかについては、私はそれらは米国のシンクタンクではないかと思っている。トランプ大統領は歴代の大統領の中で各シンクタンクと一番いい関係を築いている大統領ではないか。これは大変なことである。民主党と共和党ではひいきにしているシンクタンクは違うが、いわゆるブッシュの流れのシンクタンクとトランプ大統領は仲がいいのではないかと思う。アメリカのシンクタンク特集の記事を集めて読んでいる。そういうこともあって、最近起こった米軍主導の数件の攻撃などは成功している。アメリカの歴史においてトランプ大統領の評価はこれから変わっていくのではないか。
#321 日本会計基準と国際会計基準
2020-01-06日本会計基準を国際会計基準に変更する会社が増えてきていると言われている。どちらがどういいかという議論は専門家に任せて、私は日本の上場企業と大資本金企業は、両方併記で決算を行うべきではないかと思っている。ただちに過去5年間の有価証券報告書を両建てで再出版し直すべきではないかと。そうすればもっと経済の本質が見えてくる。
#320 アラブファンドの心配を考える
2020-01-06アラブファンドはロンドンの代理人を使って、元本保証、金利6%、成功報酬という破格の条件をソフトバンクビジョンファンドから引き出している。なのに、ビジョンファンド2.0には出資していないようだ。これが何を意味するかを考えてみた。一言で言ってアラブさんは元本保証を疑っているのだ。これはたいへんなメッセージである。元本保証してもらっていない他の投資家はこの状況が何を意味するのかをわかっているのか。
#319 孫さんのリスク
2020-01-06年末に久しぶりにじっくりいろいろな記事を読んで、孫さんの最近について考えてみた。
記者会見で「とてつもない赤字です」と言い切るということは黒字化する自信が絶対にあるということなのだと確信した。だからソフトバンクのリスクはWeWorkやその他の企業ではない。必ずなんとかするだろう。リスクの本質は彼の老化にある。僕はひとつ上だが最近からだの調子がどんどん衰えていくことを自覚するようになった。40代のアスキーの社長を辞めたときと比べると大体7割ぐらいに体力が衰えてきているような気がする。頭の力はどうか。記憶力、判断力が落ちてきている。この年末年始ペースを半分に落として仕事をしてみた。たいへん調子がよく、いろいろなことがスムーズに片付いていった。自分はもう若くないのだと思った。
孫さんはジャック・マーに貰った不老不死や精力絶倫のサプリを飲んで60過ぎても元気なのかもしれないが、この調子で老化のことを考えないでフルスピードで仕事を続けることが、ソフトバンクグループの最大のリスクではないか。投資の判断を必ず間違えると思う。半分ぐらいにスローダウンするのがいいのではないか。ハワイ時間で生活し、アメリカでも日本でもバイオリズムを変えないのがいいのではないか。WeWorkやOYOの失敗は彼がかつて得意であった深い先読みができなかったからではないだろうか。年末年始のスローダウンした生活してそんなことを思った。
おことわり
本コラムの内容は西和彦個人の考えるところを述べたものであって、西和彦が所属しているいかなる組織とも関係はありません。
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